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【HarryPotter/外伝/親世代友情(ジェームズ)/東洋人夢主】

二部構成の第一部。
学生時代。

※ジェームズ夢なのでハリーが生まれずに完結します。







その日、逢隈家に一匹の梟が手紙を持って舞い降りた。それは彼女がずっと待ち侘びていた代物である。
逸る気持ちを抑えて手紙を受け取り梟の頭を撫でた。飛び立っていく梟を見送った後に階段を駆け降りた。
きっとその足音は下階に居る両親は呆れた風に肩を竦め笑っているだろう。相変わらず騒々しい娘だ、と。


でも、仕方ない。


だって、いつ来るのだろうかとずっと待ち侘びていたものが、やっと届いた。胸が躍らない筈が無いだろう。
一刻も早くその報せを伝えたくて階段を二段飛ばしする勢いで駆け降りる。(はやくはやく!)と、心が急く。


「おとうさん!おかあさん!!」


届いたよ、と、言葉にする前に残り数段だった階段が突然消えて、浮遊感をその身に感じる。おかしいな。
慌てて階段を駆け降りたせいで、見事に足を踏み外したのだ。次に迫るであろう衝撃に目を瞑って備える。


が、予想した衝撃が来ない。


痛みの代わりに感じたのは包み込むように触れた温もり。おそるおそる、と言った風に彩俐が目を開けた。
最初に視界に映ったのは、黄昏。ゆっくりと顔を持ち上げると、柔らかい光を宿した夜色の双眸と目が合う。
まるで見守る様な柔らかい瞳に彩俐は一瞬、目を逸らした。が、すぐにへらりと笑いながら「怜」と、呼んだ。


そして、


胸を張って誇らしげにピースサインをし、届いた手紙の封を切り中からホグワーツの入学許可書を見せた。
ダイニングで寛いでいた両親が同時に顔を上げた。次いで、背後から「なに騒いでんの」と、声が聞こえる。
彩俐が見せた入学許可書を見て姉が「あ、届いたんや」と、口にする。そして「おめでとう」と、頭を撫でた。


「うん、手紙きたんよ!ホグワーツに通えるんやって!!」


その言葉に対して満面の笑みで彩俐は言葉を紡いだ。くしゃりと撫でられる感覚に彩俐は目を細めて笑う。
怜と呼ばれた犬はその言葉にパタパタと尾を振った。その反応を見て彩俐も嬉しそうに怜の首に抱き付く。
そんな遣り取りを微笑ましく眺めながら父が「よかったね」と、読み掛けの新聞を畳んで祝いの言葉を紡ぐ。
次いで母からも「おめでとう。魔法使いへの一歩やね」と、言葉を送られる。少し照れた様にはにかみ笑い。


彩俐は東洋の島国出身だ。日本と呼ばれる場所で両親と姉、そして、愛犬に囲まれて自由奔放に育った。
間もなく11歳を迎える彩俐の手元にフクロウ便が届いた。それが何なのかは言わずもがな入学許可書だ。
彼女の両親はどちらも魔法使いである。そして、姉の千尋もまた、彩俐より先にホグワーツで学んでいる。
生まれた時から魔法使いの存在を知って育った彩俐にしてみればホグワーツ入学は心待ちにしていた事。


同時に、魔法使いに対する憧れは強く、両親や姉に対する尊敬は凄い。


父はホグズミードで小さいながらもマグルの雑貨用品を売るショップを営んでいる。売れ行きはまずまずだ。
父方の祖父母はどちらもマグルだ。兄弟の中で唯一魔法使いになった父はマグルの生活にとても詳しい。


母はホグワーツで闇に対する防衛術の教師をしている。故に、必然的に会える時間は休暇中に限られる。
母方は代々魔法使いの家系らしくて【純潔】と呼ばれていて、魔法界では一目置かれる存在なのだという。


【純潔】――というのが何なのか、よく知らないけれど。


姉は眉目秀麗、文武両道、才色兼備を地でいっている人だ。クィディッチでチェイサーを務めているらしい。
学校では常に主席を修めていてホグワーツの教師陣からは将来優秀な魔法使いになると期待されている。


と、まあ、そんなサラブレッドの血を引く彩俐もまた天性の素質に恵まれていた。奔放かつ、甘えたな性分。
通っていた小学校でも他者と違う"変わり者"である事は明白だった。自然をこよなく愛し、動物と対話する。


思うままに生きて生きた。


好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い。家族からありったけの愛情を注がれて育った我儘で純粋な娘。
彩俐にとって意味を有するのは自分を取り巻く大切なものだけ。それ以外にまるで興味を示そうとしない。
大人しそうに見せかけてこれまたじゃじゃ馬な上に男勝りで破天荒ときた。なのに無防備で危なっかしい。


――兎にも角にも一言で言い表せない【変人】と呼べる。


 


「ダイアゴン横町にくるん久し振りー!」


以前に来たのは、姉の新学期の教材を買いに来た時だった。逸れない様に父のローブの裾を掴んで歩く。
だが、既に視線はキョロキョロと自身の好奇心を擽るあちこちに注がれている。いつ迷ってもおかしくない。
そんな彩俐を怜のリードを引きながら横目で見遣り嘉樹は肩を竦め笑った。相変わらず落ち着きない子だ。


「逸れないようにね」


既に意識が陳列されている商品に向いている彩俐に果たしてその声が届いているか否か。一応、窘める。
とは言え、逸れても今日は特にホグワーツの次期新入生らしき姿が見受けられるから見つけられるだろう。
それに万が一があったとしても、怜が一緒なら問題ない。黄昏の毛並みに夜色の瞳。彼の相棒は頼れる。
習性から来るのか分からないが彼は探すのが上手い。そしていつだって彩俐を大切に想って守ろうとする。


――小さな騎士だ。


「怜!あっちみよう!」


そんな怜を彩俐が好かない筈が無い。頼もしげに自身よりも大きな獣を繋ぐリードを持ってズイズイ進む。
既に嘉樹の言葉を聞いていないのは確実。だがそれも仕方ない。「彩俐、杖を見に行くよ」と、優しく促す。
彩俐は名残惜しげに商品を見つめていたが、今日の目的を思い出したのだろう。こくりと頷き、引き返した。


「良い子だ。用事が終わってからなら見て回っても良いけど、ノクターン横町に入ったらいけないよ」


言い聞かせるようにそう告げて、素直に戻って来た彩俐の頭を撫でれば、擽ったそうに目を細めて笑った。
それに対して「ノクターン横町ってあの暗いとこやろ?私、あそこ嫌い」と、口先を尖らせながらそう言った。
念のために「行かないね?」と、確認すれば「いかへんよ!」と、心底思ったのか威勢の良い声が返った。


彩俐は夜が嫌いだ――それも、頑なに。


嫌いな理由は不明だが、真っ暗闇の中では眠ることも出来ない。また、闇を連想させる夜さえも好まない。
確かに彩俐に闇は似合わないと実父の嘉樹ですら思う。どこまでも無垢で、白に近く、太陽を連想させる。
だからこそ闇を色濃く感じさせるノクターン横町には入らないで欲しい。闇に関わる場所は行かせたくない。


――大切な愛娘なのだ。


 


杖の購入のために、オリバンダーの店に向かった。流石に店内に怜を連れて入れないため、外に繋いだ。
オリバンダー老人が穏やかに笑って歓迎してくれた。この店で父と母は出会い、そして、杖を手に入れた。
魔法使いの必需品である杖が店内のあちこちに所狭しと陳列されている。見た目は木の枝みたいだけど。


「久しい顔じゃないか、ヨシキ。娘かい?」 「ええ。二番目の娘です」


「チヒロの妹じゃの」と、目を細めて老人は笑った。軽く嘉樹に背を押されて前に進んだ彩俐が頭を下げる。
曖昧に笑って「初めまして。彩俐です」と、名乗る。その笑顔に、老人は「可愛い子だ」と、フォフォと笑った。


「・・・どうやって杖えらぶん?」


こんな数多の木の枝からどうやって自分に合う杖を見つけられるのだろう。まさか合うまで振り続けるのか。
そもそも見つかるのだろうか。疑問をそのまま口にすれば老人はまた笑った。嘉樹を見遣れば笑っている。
「まずは採寸するから、両腕を上げて」。老人が測り始めた。そして、ウンウン唸り奥に引っ込んでしまった。


(大丈夫なんかなぁ・・・?)


少し 不安だ


不安をよそに不意に視界の片隅に陳列された一本の杖に目がいった。蒼みを帯びた艶やかな漆黒の杖。
ただ漠然とそれに惹かれた。フラフラと引き寄せられるようにそれに近付き見つめる。目が離せなかった。
それから暫らくして老人が幾つか箱を抱え戻って来た。「気になる杖があったかな?」と、声を掛けられる。


返事出来なかった。ただその杖に釘付けだった。理由は定かではない。「・・・彩俐?」と、父が名前を呼ぶ。
それでも目を離せなかった。その杖を見ていると妙に鼓動が早鐘を打つ。呼ばれているような錯覚がした。
「あの、」と、やっと声に出来た。老人も違和感に気付いたのか杖に視線を向けて驚いた様に目を丸くする。
手に取っても、大丈夫だろうか。言葉にせず、老人と父に目を向ける。漆黒の双眸が僅かに金色を帯びた。


「その杖が気になるなら・・・手に取ってごらん」


老人が優しげな口調で言った。「ありがとう」と、礼を告げ、逸る気持ちに身を委ねてそれを手に取る。軽い。
そして妙に手に馴染んだ。杖とはこういうものなのだろうか。彩俐は無意識に老人の持つ杖を手に取った。


否、違った。


「・・・この杖、すごい手に馴染むん」


まるで彩俐の為にあつらえられた様な心地良さ。別の杖と比べてみて確信した。この杖は、自分のものだ。
他の杖ではこうも馴染まない。薄らと光る杖を見つめて少しだけ胸が早鐘を打つ。共鳴しているみたいだ。
老人と父が顔を見合わせてる。気の所為だろうか嘉樹はどことなく複雑そうな顔をしているような気がした。


「ふむ、杖を振ってごらん」


言われた通り、杖を指揮棒を振る要領で軽く振った。次の瞬間、杖の先が灯り、店内が淡い光に包まれる。
父も老人も驚いた様に目を見張った。だが、驚いたのは二人だけでは無い。一番驚いたのは彩俐だろう。
駄目なのだろうか。ほんの少し不安を感じながら振り返る。だがこの杖を手放したくないと思ってしまった。


(・・・コレがいい)


直感だ


理由なんて特に無い。妙に手に馴染む。そして、振る瞬間に心がホッとした。そして、次の瞬間には弾む。
淡い光は次第に溶けていく。だが、その名残かハラハラと砂の様な光の粒が店内にハラハラと降り注ぐ。
嘉樹もオリバンダー老人も言葉を発さない。駄目なのだろうか。不安を煽られて縋るように視線を向けた。
杖は選ぶものでは無く、選ばれるものだ。分かっているのだが、どうしてもこの杖以外を考えられなかった。


「あかん・・・の?」


口を突いて出たのは不安げな声。その言葉にハッとしたように老人と父は彩俐に目を向けた。泣きそうだ。
魔法が掛かったのだから駄目なわけがない。むしろ、それは杖に選ばれたということ。だが、驚かされた。


「二十六センチ、ブルーバードの尾羽と時捩じりの樹・・・まさか、これに選ばれる者がおるとはな」


オリバンダー老人が驚いたのは、未だ嘗て持ち主が現れなかったこの杖に遂に持ち主が現れた事だった。
嘉樹が驚いたのは、娘の魔力が想像した以上に強かった事だ。杖の効果もあるだろうが、潜在的な魔力。
老人に視線を向けると、穏やかに笑って「ソレはおまえさんの杖じゃ」と、告げられた。思わず顔が綻んだ。


許可を得て、漸く自分の物となった杖を改めて握り直した。嬉しくて堪らない。コレが自分の杖なのだ、と。
老人曰く「高等魔法に向いた杖じゃが、気難しくて扱える者は少ない」らしい。だから余計に意外に思った。
だが、それ以上に杖が自分を選んでくれて嬉しい。自身もまた、この杖に強く惹かれたが故にそう感じる。


 


父は老人と話があるから、先に怜のところに戻っている様に言われた。軽い足取りで店の入り口に向かう。
本当はもう少し見て居たい気持ちもあったがあの物言いだと、聞かれたくない大切な話があるのだと思う。
ドアを開けた瞬間に、男の子の「うわっ!なんだよこいつ」という、悲鳴が聞こえた。そして、声の方を覗く。


「こら!怜!飛びかかったらあかんやろ!」


嫌な予感がした。案の定、暇を持て余した怜が通りすがりの少年に構えと強請っている。隣にはもう一人。
咄嗟に窘めるように声をあげると怜は嬉しそうにパタパタ尾を振って彩俐にじゃれつく。が、支えきれない。
「・・・おーもーいー!!」。またこのパターンか。尻持ち付いて転んだ彩俐の上で機嫌よく尾を振る怜の姿。


飛び掛かられた少年と、くしゃくしゃ髪に丸眼鏡を掛けた少年がぽかんとした顔でその様子を眺めている。
怜がこうして彩俐に甘えるのは昔からだ。愛情表現なのだろうけど、図体の差を考えて欲しいと少し思う。
小柄な彩俐にとって大型犬に乗られると流石に辛い。無理矢理退けると、丸眼鏡の少年が手を差し出す。


「・・・大丈夫かい?」


どこか笑いを噛み殺したような顔。その隣で黒髪の少年もこちら見ていた。「ありがとう」と笑顔で手を取る。
立ち上がって埃を払っていると、怜がこちらを見つめながら期待に満ちた眼差しを向けている。悪びれない。
改めて少年たちを振り返ると、丸眼鏡の少年が「君も新入生?」と、尋ねてきた。"も"ということは、つまり。


「うん。私、逢隈彩俐。よろしく」


彼等もまた、そうだろう。笑顔で答える。その言葉に丸眼鏡の少年が「よろしくね、彩俐」と、笑顔で返した。
丸眼鏡の少年はジェームズ・ポッターで、黒髪の少年はシリウス・ブラックというらしい。同じ新入生らしい。


「って・・・チヒロの妹・・・?」


不意にシリウスが確認するように尋ねた。「うん。千尋はお姉ちゃんの名前やけど、知り合い?」と、返す。
まさか姉の名前を聞くと思わなかった。そう尋ねればシリウスはバツの悪そうな顔をして視線を泳がせる。
「ほら、純血の家ってどっかしら繋がってるだろ?」と、ジェームズがフォローしようと口を挟んだが微妙だ。


「純潔・・・ポッター君と、ブラック君もそうなん?」


純潔という言葉にあまりいい顔は出来ない。嫌いというわけではないが、あまり好意的な印象を抱けない。
血を辿れば自身も純潔なのだろう。が、どうにも好ましく思えないのは、純血たる母方の親戚を知るからか。
向けられたその言葉にジェームズとシリウスはぽかんとした表情を浮かべたが、すぐ曖昧にだが頷いた。


「ジェームズでいいよ」と、言われて言葉に甘える。あまり、形式張ったものが得意ではないから有り難い。
ジェームズ曰く「シリウスとは習い事で一緒だったんだ」らしい。そこで気が合い、親しくなったのだと言う。
生まれてからずっとマグルに囲まれて生活してきた彩俐にとって魔法使いの友達は初めての存在だった。
初めてというのはどうしてこうも嬉しいのだろうか謎だ。少しでも彼等と仲良くなりたいと心からそう思った。


「ところで、彩俐はもう杖を選び終えたのかい?」


微妙な沈黙に嫌気が差したのか、場を緩和させるようにジェームズが質問する。その言葉に満面の笑み。
隣でおすわりしながら尻尾をパタパタと振る怜の頭を撫でながら「うん!」と、答えた。先程の歓喜が蘇る。
屈託の無い笑顔にジェームズは目を輝かせ「どんなのだい?」と尋ねる。シリウスが顔を顰めた気がした。


「ジャーン!」


と、効果音どころか実際に口にして彩俐は杖の入った箱を二人に見せた。覗き込むように二人が杖を見る。
蒼み帯びた漆黒の杖。形状は他の杖と何ら大差ないが、不思議とそれは見る者の目を惹き心を奪わせる。
蟲惑的な光を帯びたそれはシリウスが知る限り、今までのどんな杖とも異なる。同時に少し好奇心が募る。


 


「・・・どういう意味ですか?オリバンダーさん」


老人の言葉に、はいそうですか、と、笑って聞き流す事は出来なかった。僅かに眉を顰めて嘉樹が問うた。
彩俐が気に入った杖は偶然見つけた代物ではない。魅せられ惹き付けられた。それが将来を指すなんて。


「おまえさんも分かっておるはずじゃ、あの娘は「オリバンダーさん」」


老人の深い双眸が真っ直ぐに嘉樹を見据えた。その瞳の奥で何かが揺れたのを見て嘉樹は言葉を遮る。
言わんとしている事は分かる。あの子は混沌の中で生まれた。それ故に連中が欲しがっている事も、だ。
だが彩俐は光に近い場所に居る娘だ。純粋無垢で、闇を厭う。光だけを求めて追い掛けている可愛い娘。


だからこそ――渡すつもりなんてない。


「・・・仮に、闇に愛されたところであの子がそれを望むとは限らない」


「彩俐はあいつの手を取りませんよ」と、確信に近い言葉。根拠は無かったが、それでも彩俐は選ばない。
仮に、あの杖が禁じられた魔法をはじめとした闇の魔術に向いた杖だとしてもだ。彩俐はそれを唱えない。
虫を殺すことでさえも躊躇うような優しい娘だ。そんなあの子が闇に染まるなんて到底考えられないだろう。


「確かにあの子は綺麗な目をしておる。闇に染まるような子ではない。じゃが・・・」


日和見でしかない未来なんて想像したくない。が、しかし暗い時勢の今は最悪の展開も考えねばならない。
老人は目を伏せ言い難そうに語尾を濁らせる。言葉の続きは言わずもがな分かった。可能性はあるのだ。
もしも彩俐の世界を構築する存在が闇により失われたら。或いはそれらを天秤に掛けざる得ないとしたら。


「・・・・・それでも、あの子が道を誤った時にそれを止める友人が見つかると信じていますよ」


完全に消せない可能性に苦笑する。そして、口にするのは願いにも似た言葉。先の事など誰も知らない。
その言葉に老人も重々しく頷く。ホグワーツの7年にも渡る生活の中で見つけられるか否かは本人次第だ。
嘗て自分がホグワーツで最愛の人を、今は袂を別ち会う事が無くなった親友と出会った様に。彩俐もまた。

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